今年もお疲れさまでした。

もう後、30分ほどで新年ですね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今年は個人的にも色々とあり、新たな心境で新年を迎えようと思います。


年明けそうそうに、新たに採集禁止地域がが全面採集禁止という事で増えそうです。
南西諸島での採集もあと何年楽しめるでしょうか?
3か4月にも恐らく徳之島で奄美大島と同じような種が規制されそうですし嫌な世の中です。
皆さま、限りある時間の中で採集を楽しみましょう。

新年もよろしくお願いします。

伊豆諸島シンポジウム

日曜日は甲虫学会があり話題が伊豆諸島なので、面白そうなので行ってきた。

公開シンポジウムは概要説明などもあり討論会ができなかったので残念だったが、岸田さんのオナガミズアオの話など面白かった。伊豆諸島にはオオミズアオは生息しておらず羽が丸みを帯びる独特の形態をしたオナガミズアオしかいないそうだ。でオスのゲニも本土のものと違うのだが、伊豆大島オナガだけは形態的には伊豆諸島、ゲニだけ本土の個体群と変わらないらしい。

クワガタ、コガネ関係は九大の荒谷さんの公演だったが、ミクラミヤマは元来は遺存固有と考えられてきたが、海流分布で入ってきてのではないだろうかとの考えを発表していた。この説は非常に共感できる。私の場合はもっと漠然とした考えだが、生き物なんて何がきっかけで侵入してくるかわからない偶然性というか過去に大陸で考えられないような河川の大氾濫や津波で流れてきたかもしれないし、思った以上に虫は生命力が強いので、たまたま神津島御蔵島に流れてきたミクラミヤマの祖先種がウマく偶然に定着できたのではないだろうか。三宅島や新島とかでも流れ着いてきた可能性はあるかもしれないが定着できなかっただけかもしれない。藤田さんはあまり、わかっていないようだが神津と御蔵ではミクラミヤマ自体が形態的な差(神津の個体群は少し光沢が強くて体は強壮かつ平均的体長が長い)があると思うし、神津も御蔵も南部と北部で黄紋型がでる地域と出ない地域でクッキリと別れるので、荒谷さんの言うように複数の個体群、もしくは侵入年代も微妙に違うのかもしれない。ノコギリクワガタも例えば伊豆大島薩南諸島にいるような光沢が強く全体的に細身な個体や伊豆諸島らしい太短い個体などもみられるし、何段階かに別れて侵入していると思う。ミクラミヤマだけでなくノコギリクワガタ伊豆大島の個体群も含めサンプル解析をもっと増やしていくべきではないだろうか。何系統ぐらいを解析しているか知らないが、もっとサンプルを増やしていけば面白い結果が出るのような気がする。

またノコギリは遺伝的系統は同じなのかもしれないが、確実に脚も短くて、平均体長も小さくなる三宅島(伊豆大島から連続的に移行していき、三宅島の個体群は完成型)、でもそれに反して脚が細くなり真逆の進化のベクトルを行く御蔵島(利島が強いて言うならば近い形態の個体群)、そして種とされるぐらい特徴的な八丈島の個体群。本当に微妙なんだけど、理解するまでが大変なんだけど、とっても面白い地域なのです。伊豆諸島に興味がある人は是非、自分自身で確かめてみてください。

面白かった。

今年の採集品の一部

大きいのもだが、このような中大歯たちも面白い。

60ミリ近い個体でこんな形は本土では出ない。
伊豆諸島北中部型ノコギリクワガタ



今年はミヤマ(イズミヤマ)も頑張った。伊豆大島とは違いサイズに関係なくナカナカ手ごわいやつら。。。島ギネスの目標はクリア。
まあ、伊豆大島も数は見れても65ミリなんかホントに採れないです。

初記録の虫も2種採集できたし、成果はまあまあでした。
相変わらず天気には恵まれないですが笑

夏になってきた


先週は久しぶりに多摩川
マメピカヒラタを観察。。。
御神木が切られもうここには行く気がしない…




この100周年キャラメルが凄く美味しい。
定番商品にしてくれないかな〜

何とか…

週末は久しぶりに栃木へ
時期的にはギリギリだがマダマダ行くよ〜。

鬼怒川の上流方面を攻めに

河川敷は乾燥気味で悪戦苦闘。。。

電車で往復、6時間ほどなのでボーズは嫌だと…場所を変えながら何とか
夕方近くになってある程度纏めて採れた。

藪こぎした先の、松の株から… 採れて良かった。。ホッとした。
マイマイ採集も数をこなして、感覚を養わないと経験不足過ぎてヤバイ。
多産地は何しても出るんだけどね。



今回の鬼怒川、塩谷町
大きめな産地で♀が14匹全て4センチを超えていた。
45ミリupは5匹。が最大個体に手鍬があたり破損。。。
写真ではわかりづらいが、前胸頭部が青薄紫のような個体群。
オスは真っ青な個体も出た。ミヤマミマイになるのだろうか??

少し下流の氏家、黒川河川敷の壬生、今回の唯一の緑個体(乾いて青っぽくなってきている)も大破。。。
氏家辺りまでは青系で綺麗なヒメマイマイという感じ。
個人的には、ヒメとミヤマの定義がよくわからん。

ボンパして仮展中…

今回の場所も河川工事をしているようなので、もう1回くらい訪れたいが来年は分からない・・・・
黒川、思川、大芦川とかなりポイントも毎年毎年、潰れているので困る。
次は夏の樹液採集で行けたら行きたいっ。

やっちゃいました。。。

日曜日はイズマイマイを採るために伊豆半島へ。
小田原から乗り継ぎ電車。ドンコで栃木や群馬に行きなれた身としては意外と近いと感じる。
反射炉は凄いけど世界遺産にはどうなんだろうか??。ん〜

カナリ歩いたが、どこも似たような光景。場所の選定も良くなかったかな〜岸の側も含めて。

肝心のマイマイはなんとボーズ。おまけに、立っていられないほどの強風で砂嵐が酷く大変なめにあった。
材も崖もロクなもんが無くナカナカ厳しい河川敷だった。関東平野の河川敷みたく甘くはない。
帰り間際に、オオヨツボシゴミムシが15頭ほどボコボコ無駄に大量に出てくる物件もあったが何故かマイマイは零。
ヤハリ、本命の採集に失敗したので気分は重く凹んだ。オオヨツ良いけどこんなにいらないアルヨ。。。
最初の数頭はテンションも上がって、土の湿度といいロケーションといいマイマイきたこれと思ったら掘り尽くしても出てこないんだもん。

オオヨツボシゴミムシ 少ないというか、環境さえ残っていればいるところにはいる。


どうしようもないので、気分を紛らわすために帰り際に小田原城観光もしてしまった。

難攻不落の名城。

曲輪の跡地。

何故か猿が天守閣前の広場でで飼育されていた。

エビ


コンジンテナガエビ♀ 


南西諸島で夜に山に入ると沢があれば必ず沢山いる、夜のお友達。
カッコいいしデカイし美しいし素晴らしいエビちゃん。私はこのエビが大好きである。
稀に20センチくらいある超デカイのもいる。
以前に殿の家で飼育されているヤツを観察していたら、金魚を串刺しにして食べていた。
目にもとまらぬ速さにビックリ。あの細い腕と小さなハサミは突き刺す用なのだろうか??


食べると旨いがたまに中って腹を壊すので注意が必要。
飼ってよし、見てよし、食ってよし  です。