こんな日は

天気が良いのでどこか行こうとしたが、一日掃除やら何やらでタイミングを失った。物が多すぎてかたそうにもかたずかない。何かを捨てるのがなかなか苦手です。


最新号の月刊むしは毎年恒例の昆虫界をふりかえって。その年の昆虫界の動きがざっとわかるので毎回読むようにしている。2009年は確かに良い本が沢山出版されていて紹介されていた本も結構、買っていた。文一のハンドブックシリーズは安くて手軽なので便利だった。不況だし、普及という意味ではこういう本が一番良いのかもしれない。何万もするような、お高い図鑑は内容が良くても余程興味がない限り買わないし買えない人が多いと思う(もちろん欲しいけど)。個人的にはコガネ図鑑3巻が、コガネの中では一番必要な巻なので早く欲しい。
サグラの話も書いてあったが、言わんとしてることはなんとなく理解できたけど何万何十万と毎年日本に輸入されてくる生き虫や国内の潜在的な生き虫数を想像すると今から対処するのは難しいように感じた。商業として業者だけじゃなくオークションなどで個人的に売り買いしている人も多くいるし、性急に規制とかをすれば逆に放逐される可能性も高い気がする。自分も中学生の時とかは物凄くヘラクレスオオカブトとか外国の昆虫には憧れたのだけど、今は供給が需要よりも断然多いぐらいなので時代が変わったんだなと新ためて思った。外国の生き虫だけではなく、国内でも違う産地の虫を他の地域に逃がしている人間も多くいるだろうし(例えば、同じノコギリクワガタだからといって東京都本土の個体を伊豆大島に逃がすようなこと。カブトムシは逃がされていて伊豆大島ではまだ少ないながらも、確実に生息している。虫じゃないけどモリアオガエルなんて伊豆大島に完全に定着していて、最近は新島でもみられるらしい。)こういう問題はカナリ根深いと思う。ネットが普及して便利だけれど虫の世界にとっては悪いことの方が多いのかもしれない。この先、僕らのような一般の虫屋なんて採集とかできなくなりそうで怖い。



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言わんこっちゃない....あ〜始まった。コワイコワイ。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100424k0000m010117000c.html