夏の思い出 その1
エンジョイサマーは何処へ行こうかと思ったが、今年も7月の最後に伊豆諸島へ
竹芝からの23時発の船で出発。今回は少しでも寝るために特2等席で向かった。
2等席よりはマシだがやはりうるさくて寝付けない。まあ、コレも旅の趣かと前向きに考え
島の風景を思い浮かべながら眠りにつく。
朝の5時には伊豆大島、6時半ごろに利島、そして7時半には新島、8時くらいに式根島、9時半くらいに神津島へと着くのだ。
今回は自分としては珍しく、全日程が晴れでちゃんと採集ができそうだ。
いつも、お世話になる宿へ着きすぐに林道へと風景を楽しみながら向かう。
(結果的には、帰る前の2日間は予報に反して雨と強風(笑)でオジャンになったが色々な昆虫と風景が楽しめた。)
大峰山からの風景。
伊豆諸島名物のカラスアゲハとオナガミズアオ。
オオバヤシャブシにいた大型のノコギリクワガタ(伊豆諸島北中部型)。
ネブトクワガタは比較的見つけやすい。
終わりに
林道で蝶を見ていたら地元の人が車で回ってきて、虫採りしては駄目だと言われた。
理由を聞いてみると、国定公園(特別保護区でなければ大丈夫。てか島に普通に網と虫かご売ってます笑)だからということ
と島のクワガタをネットで高く売っている人間がいて怒って何人かで見回りをしているとのことでした。
今の時代、趣味で保護だ保全だの言う人が多くなっている。そして、どんな島でもネットは普及していてオークションなどで
派手にクワガタの生き虫などを売りさばけば当然、島の人の目にも留まる。ネットの影響力がいかに強いかを実感した次第だった。
伊豆諸島もトカラや三島村のように採集禁止にならないように、個人個人が考えて行動しなければならない。
目先の金につられて付加価値をつけて売ったりして採集禁止になるようなことは非常に愚かに思う。
地元の人と仲良くして、互いの理解があってこそ島では虫捕りが楽しめるのだ。